ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

ドイツのポイントカード「PAYBACK」登録

日本にいたときは財布の中に何枚もポイントカードがありましたが、ドイツではあまり見かけません。しかし、そんなドイツにもポイントカードが存在します。中でもドイツ国内利用者3000万人という規模のポイントカードが「PAYBACK」です。マルチチャンネルマーケティングプラットフォームとしてドイツの他にイタリア、ポーランドオーストリア、メキシコ、インドで利用されています。 

 

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このカード1枚持っていれば30を越えるお店で共通のポイントが使えるため、財布に何枚もカードを入れなくて済みます。提携会社には「REWE」「WMF」「dm」など規模が大きなお店、日常的に利用するお店が含まれています。ドイツに来てもう8ヶ月立ちましたがREWEやdmは月に何回か利用するのでポイントカードを持つことに決めました。(登録は無料ですが、もちろん顧客情報が企業に提供されますので注意が必要です。)

 

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REWEのレジ横にカードがたくさん置いてあるので登録前に持ち帰って確認しました。

 

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一番上のカードを使って登録しようと思います。下のカードの用途はよくわかりませんが、とりあえず1枚登録したいと思います。アプリに関してはiPhoneの設定をドイツにしているにも関わらずダウンロードができませんでした。

 

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カードにシールが貼ってあり、「店頭登録で50ポイント付与」と書いてありました。来た当初はドイツ語わからなかったのですが、こうしてお得情報がわかるようになってきて言葉を理解することの大切さを改めて実感しています(苦笑)

 

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REWEの店頭入口に登録やクーポン有効化などが自分でできる機械が置いてあるのでここで登録します。

 

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画面から登録メニューを選びます。

 

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カードを読み込ませます。カードにはバーコードがついているのでかざすだけでOKです。その後は指示に従って名前と住所を登録し、DMの配送希望やメール配信希望などを入力していきます。私はどうやら誤って「Herr.(英語でいうミスター)」を選択してしまったようで毎回メールで「Herr」と書かれています。。

 

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クーポンを有効化すると紙のクーポンを店頭で見せたりすることなく自動的にレジで適用されます。店頭の機械か、もしくはインターネットからログインしてクーポンを閲覧&有効化することができます。写真はパソコン画面ですが、青い矢印の「JETZT AKTIVIEREN」をクリックすることによって、隣(赤い枠)に入り、自分が有効化したクーポンがわかるようになっています。

 

実際にポイントがいくら付くのかREWEで買い物をしてみました。

 

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青い枠で示した部分が現在のポイント数と相当金額です。現在100ポイントたまっており、1ユーロ分に相当します。ちなみにポイントは200ポイントから金券や商品などと交換することができるようです。赤い枠が今回のポイント数です。5.58ユーロの買い物で2ポイントが付与されました。REWEでは2€で1ポイントのカウントですね。

 

1ポイント1¢でレシートには表示されていますが、提携会社のルフトハンザはなんと1ポイント=1マイルと交換してくれるらしいです。他にも交換できるものを色々と見ながら今後上手に付き合っていけたらと思います。

 

参照:

PAYBACK: Über PAYBACK®

 

 

 

 

ドレスデンで「万引き家族」(オリジナル)を観る

万引き家族』がアカデミー賞(外国語映画)にノミネートされましたね!新年始まってすぐに語学学校の先生が『Shoplifters』(万引き家族のことです)を観たよ!と話しかけてくれ、学校のすぐ近くで公開されていることを教えてくれました。

 

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日本では外国の映画を観る際に吹き替えと字幕のどちらかを選択できますが、ドイツでは通常吹き替えしかありません。ドイツ語のヒアリングがまだまだ十分にできない私は映画館に行くのを今までずっとためらっていました。しかし、今回行った映画館は外国語の映画をオリジナル言語+ドイツ語字幕で公開している珍しい映画館でした。写真はその映画館の上映予定表のパンフレットです。

 

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Thalia

住所:Görlitzer Strasse 6, 01099 Dresden

ホームページ↓

Thalia Kino Dresden

 

カフェバーが併設されており、シアターは小さいですがきれいで雰囲気もあります。上映時間はちょっと遅めでしたが(私が観た週、『Shoplifters』は20時もしくは22時の上演でした)ノイシュタットの夜の雰囲気も味わいつつ楽しむことができました。

ちなみに金額は1人7ユーロでした。日本で観る1人分で2人分賄えます。。

金曜日20時からの上映を観たのですが、席は見たところ8割方埋まっていました。日本人は多分私たちだけでした。

 

是枝監督作品は前から好きでこの作品もずっと気になっていたので今回オリジナルで観ることができ非常に嬉しかったです。映画の内容は日本が抱えるテーマをふんだんに盛り込んであって見応えがあり、「家族」の内包している問題が後半でぽろぽろとこぼれていく様が哀しくも現代日本がよく表されていると感じました。

ドレスデンの人たちは日本人のことを全くと言っていいほど知らないので、邦画を観て日本について興味を持ってもらういい機会になるのではないかと思いました。

今後もThaliaに注目していきたいと思います。

IKEA アドベントカレンダー 金券当選額

IKEAアドベントカレンダーを購入した際、最低5€の金券が2枚入っているということで、いくら当選したか確認すべく買い物に行ってきました。

 

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店頭で当選額が確認できるということでカードを持ってお店に。いくら入っているのでしょう!?冬休みの間ずっと何を買おうか思いを巡らせていました。まずはカーテンを買って、あと調理器具とカーペットと椅子もパイプ椅子じゃないものがもう一脚欲しいなぁ。。夢は膨らみますね!

 

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お店に着くと入口に設置されていました。この機械で自分のカードにいくらチャージされているか確認します。

 

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スライドさせて・・・ドキドキしますね!

 

 

 

 

 

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5,00!いえいえ、5€です。。残念ながら2枚とも最低金額の5€がチャージされていました。しかし、これで2019年のくじ運はまだ温存されたということになりますね!

 

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今日は夫が友人と会食だったので、IKEAカフェで勉強しがてら夕食を取ることにしました。金券カードを提示したところ、カフェでも使えました。IKEAファミリーカードでコーヒーは飲み放題なので、サーモン&ラビオリ7.95€とケーキ2.5€をトレイに取って、10.45€→5.45€になりました。

 

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欲しかったカーテンが割引券で69.99€→64.99€に。ただ、長さが窓の大きさに合わないので自分でちくちくと丈直しします。しかし、オーダーメイドするよりIKEAで出来合いのものを購入するほうが断然安いのでこれでよしとします。

膨らませた夢はまだこの先に取っておきます!みなさまお買いものにお付き合いくださりありがとうございました♪

 

 

プラハ市民会館見学ツアー

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夜のプラハ市民会館。スメタナホールで15時、17時にコンサートが行われ、おしゃれした人たちが訪れていました。

2016年にプラハを旅行したのですが、そのときに寄れなかったのがプラハ市民会館でした。今回は1泊2日という短い時間ですが2日間でここを満喫するのが目的。12月25日に見学ツアーに参加してきました。朝10時開館時にカウンターでチケットを購入。11時のツアーに空きがありました。入館料は1人250チェコクローナで写真撮影許可が55チェコクローナ必要でした。英語のガイドツアーに参加しましたが、テキストの日本語翻訳版を貸してもらえるので心配いりません。

早速写真を紹介していきます。

 

 

 

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スメタナホール出入り口から外を眺めた図。

 

 

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 スメタナホール。舞台上部にパイプオルガンがあり、スメタナの顔が施されています。

 

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結婚式でも使われるサロン

 

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こぢんまりとした椅子と机が並んでいて可愛らしいサロンでした。壁は大理石を模して作られていますが、置いてあった机には本物の大理石が使われているのだとか。

 

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次の部屋に置いてあった水槽。今は使われていませんが、まだ使えるとのこと。

 

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細かなタイル装飾が施された水場。非常に可愛らしい模様が配されていました。

 

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アラビア風のお部屋。こんな感じにそれぞれの部屋は小さいながらテーマを持って装飾されています。

 

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劇が上演される小さなホール。

 

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壁画が見事でした。

 

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天井にもふんだんに装飾が施されています。

この次の間がハイライトであり、見ればわかります、とガイドさん。

 

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市長の間です。このホールに入ったときにはそれはもう鳥肌が立ちました。

 

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この部屋にあるものはほぼ全てミュシャがデザインしたもの。右側に見えるカーテンのデザインも彼が行ったそうで、

 

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このステンドグラスもミュシャの作品です。

 

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頭上には平和のシンボルの鳩が描かれています。

 

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2016年の東京でのミュシャ展でこの市長の間の展示もあったのですが、建物と一体化すると数十倍もの魅力でした。

 

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この類まれなる色彩感覚と大胆な構図が神秘的な雰囲気を醸し出し、自分がどこに居るのかわからなくなるようなまるで魔法に掛けられたかのような気分に陥りました。

 

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革張りの椅子の上部にあった装飾。窓辺にあるからか、少し色あせていました。

名残惜しいですが次の部屋に移動です。

 

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チェコを代表する小説家、画家、作曲家など文化人の壁画と彫像です。

 

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左側に見える調度品も細かい細工が施されていて見所たくさんでした。

 

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これが最後の広間です。

 

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演説などを行うホールで、話の内容に集中を促すため装飾が控えめになっているとのことでした。ツアーはこれにて終了です。終始ガイドさんが英語で説明をしてくれ、手元には日本語の翻訳(返却します)があるのですが、メモを取る暇がなく勉強になったことをたくさん忘れてしまいました。。

 

✩番外編✩

 

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市民会館の地下にあるアメリカンバーです。とても古く歴史あるバーとのこと。

 

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夫は運転してくれていたのでカプチーノ、私はハイソサイエティを頼みました。クリスマス当日だったからか、店員さんの感じは良くありませんでした。。

 

以上が市民会館のレポートです。いかがでしたでしょうか。私は市長の間のミュシャに半分以上心を持って行かれてその後の広間を見るよりももっと市長の間をじっくり見たいという気持ちでした。ですが、ガイドさんのお話がとても面白く、詳細は忘れても(!)、チェコの人々の民族意識の熱さが伝わってくる貴重な体験でガイドツアー全体として非常に興味深かったです。プラハを訪れる際にはぜひ見学ツアーに参加してみてください。

ミュシャ スラブ叙事詩

先月末にプラハに1泊2日で滞在しました。目的はプラハ市民開館を訪れるため。2017年に東京の国立新美術館で行われた「ミュシャ展」は65万人を越える鑑賞者を動員する大ヒットとなったのですが、その展示の目玉であったアルフォンス・ミュシャのスラブ叙事詩が今プラハの市民開館に展示されています。ただ、絵画が非常に大きいため展示会場に収まりきらず会期途中で展示の入れ替えをするようです。

 

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プラハ市民開館です。チェコの作曲家、スメタナの名前を冠したホールがあります。ホールの見学については別の記事で書きたいと思います。

 

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入場料は1人250クローナでしたが、語学学校の学生証を提示すると100クローナで入場できました。

 

 

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ブルガリア皇帝シメオン1世』

額縁がなく、キャンバスの縁まで描かれた部分を見ることができます。(絵の前の床にビニールテープが貼ってありますが、おそらくこのライン以上は近づいてはいけないということかと思います。)

 

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絵の裏側まで丸見えです。

 

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『東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファン・ドゥシャン』

 

 

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観賞用の椅子はなんとジムに置いてあるようなベンチ。

 

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『フス派の王、ポジェブラディとクンシュタートのイジー

 

国立新美術館では額縁に入れられて壁に飾られており、手の届かない崇高なものに見えましたが、ここではよりミュシャが直接訴えかけてくるようで東京での展示に比べると絵がとても身近に感じられました。閉館30分前に入場したのであまりじっくり鑑賞できませんでしたが、今回の訪問はとても満足いくものとなりました。展示の係員さんたちも親切でお土産の売り子のお兄さんも閉館のタイミングでも対応してくれて素敵でした。残念ながら1月13日までの会期となり、その後どこで展示されるかはわかりませんがまたプラハを訪れる際に機会があれば再鑑賞したいと思います。

 

✩絵画のタイトルは国立新美術館で行われたミュシャ展の図録を参照しております。

チェコでラーメンを食べる

ドレスデンに来て7ヶ月ほど経ちましたがラーメン屋さんを見たことがありません。あるにはあるようですが、ものすごく不味いという噂です。。ラーメン好きの日本人の知人はベルリンやデュッセルドルフのお店に食べに行くらしいのですが、それくらい美味しいラーメンは日本人にとって重要なものということだと思います。

以前日本人の方とラーメンの話になって、美味しいお店がチェコにあると聞いて今回食べに行ってみました。

 

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Kitchen Ramen Bar

住所:28. října 9, Prague 1, Czech Republic

お店のホームページ↓

Kitchen Ramen Bar | Kitchen The Address

 

なんともおしゃれな外装です。

 

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お店の名前の通り、夜にはお酒を飲む場所になるんでしょうね。クリスマスの日の13:30頃に予約なしで訪問したのですが、店内にはお客さんがたくさん入っていて、ちらほら予約席の札も置いてありました。

 

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内装に加えてメニューや箸などの小物にもこだわりが見られるカフェのようなお店。塩ラーメンと豚骨ラーメンを注文しました。

 

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Hakata Tonkotsu Ramen 279クローナ(約11.2€)

豚骨スープがかなりこだわりを持って作られている印象を受けました。麺はストレートで少し柔らかめでしたがとっても美味しかったです。

 

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Hakodate Shio Ramen 266クローナ(約10.7€)

麺は豚骨と同じストレート麺。非常に濃厚で私のイメージの塩ラーメンよりはこってりしていましたがこちらも本格的なラーメンでした。

 

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ちょっと麺は柔らかめでした。でも美味しい!

 

チェコを訪れる際はまた行きたいと思います♪

ドイツで薄切り肉を求めてスライサーを購入してみた

日本では当たり前のように売られている「豚小間」(薄切り肉)ですが、ドイツにはありません。アジアンショップで冷凍された薄切り肉にお目にかかったことがありますが、割高なお値段に手が出せませんでした。以前にお肉屋さんで「豚バラ肉を紙のように薄く切ってもらえませんか」と聞いたところ、柔らかいので薄くは切れないという反応をもらいあきらめかけていました。この時期鍋に入れたりしていたなーと恋しく思っていたところ、夫が家電量販店でスライサーを買ってくれました。

 

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スライサー(Alleschneider)です。ドイツでは固いパンを切ったり生ハムを切ったりする需要のために色々な値段帯でメーカーが販売しています。安いものだと20~40€くらいで買えますが安定感がなく操作性が悪いため今回GRAEFというメーカーの139€のものを購入しました。(業者レベルだと600~800€などなどがあります)

 

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デフォルトはパン切り用の刃がセットされていましたが、セット内容に鋭利なタイプも含まれていました。

(説明書はなんと7カ国語表記)

早速豚のバラ肉の塊を購入し、骨を取り除いて冷凍して準備します。(豚バラの塊肉には大抵骨がついています)

 

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冷凍したお肉を1~2時間ほど自然解凍し、スライスしてみました。

 

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思っていた通りに薄切りにできました!感動!!!

 

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知人から頂いたキムチを使って豚キムチ丼にしてみました。おそらくですが、吉野家レベルに薄切りです。7ヶ月ぶりに食べた薄切り肉(とキムチ)は美味しさもひとしおでした。

 

クックパッ〇を駆使して色々な料理をしていますが、これで薄切り肉の壁を打ち破り、料理の幅を広げることができます!2019年は肉料理マスターに近づけるよう精進したいと思います。

 

ドイツのクリスマスマーケット

11月28日から始まったクリスマスマーケットもあっという間にクリスマスを迎えて消えてしまいましたが、せっかくなので少し紹介したいと思います。クリスマスマーケットはドイツ語ではバイナハツマルクトと言います。ドレスデン近くのバウツェンで最初に行われたと言われています。この時期ドイツ人はバイナハツマルクトでグリューワイン(ホットワイン)を飲むことを非常に楽しんでいます。クリスマスに教会へ行く割合は3割と思いのほか少ないのですが、ドイツ人の8割はこのバイナハツマルクトに出かけるんだとか。

 

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グリューワインやホットビールなどの飲み物の他、食べ物もいろいろと売られています。飲食関連のお店の前には大抵写真のようなスタンドがあって暖房器具が備えられているところもあります。

 

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今年のアルトマルクト近辺のバイナハツマルクトマグカップ。毎年絵柄が変わるマグにグリューワインを注いでくれます。飲み物代に加えてマグ代をあらかじめ払い、返却するとお金が返ってきます。ドイツではマグ代のことを「パント」と言い、パントはカップによって異なりますが3€から5€です。

 

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これはホットビールです。(雨の日だったので机が濡れています)

あたたかいビールなんですが、味はハーブが強い甘い薬のような感じでした。

 

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巨大ハンバーガー6.5€ 非常に大きくて二人で食べきりました。

 

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グラーシュというハンガリーのシチューにザワークラウト(キャベツの酢漬け)と蒸しパンをセットにしたもの。8.5€

蒸しパンは日本の肉まんの皮とほぼ同じ味でした。グラーシュとザワークラウトのコンビネーションがいい感じ。

 

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豚肉の厚切りをサンドしたもの。5.5€ しょっぱすぎずちょうどよい味加減で美味しかったです。

 

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白身魚のフライをサンドしたもの 6€

お魚は貴重なのでいいお値段がします。ものすごく塩気があるのでビールに合いそう。

 

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ピントずれていますが。。チェコのお菓子でパン生地を棒に巻きつけて焼き上げ、空洞の中にヌテラなどを塗ってくれます。これはシンプルにシナモンシュガーのみ。4.5€でした。

 

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アーモンドに砂糖コーティングしたお菓子。100グラムで3.5€ 食べ歩きにはぴったりのスナックです。

 

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バイナハツマルクトにはファミリー向けの催しなどが写真の小屋で行われています。

 

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ここは子どもたちがクッキー作りを体験できるバッケライ(パン屋)です。

 

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ここはキーノ(映画館)です。子供向けの映画も上映されるようです。

 

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クリスマスの伝統的な飾りもツリーと並んで建てられます。

 

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夜にはライトアップされ、小さな遊園地のような雰囲気があります。

 

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今年は暖冬でグリューワインのありがたみが多少薄いバイナハツマルクトでしたが、私にとってはドイツでの初めてのクリスマスシーズンで、かつ毎年変わるマグカップのデザインも素敵なものだったので非常に思い出に残りました。

ドレスデンシュトーレンというクリスマスのお菓子が有名なのですが、来年は超巨大なシュトーレンが登場するというシュトーレン祭りに行きたいと思います。

最後まで見ていただきありがとうございます。クリスマスの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

キンダーサプライズ アドベントカレンダー

あっという間に12月に入り、今年も残すところあと少し。今週から語学学校はB1-2のクラスになりました。語学学校は12月22日からクリスマス休暇に入るため、その期間母国に帰る生徒たちも少なくありません。クリスマスはドイツではバイナハトと言い、物入りな12月を過ごすために会社からは「バイナハト」ボーナスがもらえるのだとか。(学校の先生いわく、法的には支給は任意のようです)みなが心待ちにしているこの時期、街中が楽しい雰囲気で活気があります。

さて、以前イケアのアドベントカレンダーについて書いたのですが、今日はもう一つ紹介したいと思います。

 

deutschundmosho.hatenablog.com

 

キンダーのアドベントカレンダーです。小学生のときにチョコエッグを買ってフィギアを集めていたことがありました。チョコレートもミルクの味が濃くて好きだったのを思い出し、買ってみました。日本では今ではチョコエッグは販売されていないようですが、ドイツのスーパーでは大きなものから小さなものまで色々と売られています。

 

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こちらのカレンダーは4種類のチョコレート(ほぼ中身は同じですが)入っています。日本で購入できたようなチョコエッグ(おもちゃ入り)が11個も入っています。ただ、中身はおもちゃではなくてクリスマスツリーを飾るオーナメントになっています。実用的(?)ですね。

 

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赤いサンタ帽子もおまけでついており、19.9€でした。

 

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こんな具合に入っています。

 

語学学校の先生には2人小さなお子さんがいるのですが、家に6つもアドベントカレンダーがあるとのこと。子供たちは祖父母世代から、また両親からもらったりするのだそう。そのような状況なのでスーパーには非常に多くのアドベントカレンダーが並んでいました。

 

イケアのカレンダーと合わせて今月楽しみたいと思います。

 

カルトエッセンとドイツ人の食文化

今日は授業中に興味深い話題があったので紹介したいと思います。表題の「カルトエッセン」とは直訳そのまま「冷たい食事」のことですが、ハムとパンとチーズのみを(主に)夕食として食べることを指して言います。初めてこの事実を知ったときはとても驚いたと同時に日本の食文化がいかに豊かなのかを知りました。確かにスーパーでは加工肉、チーズ類は夥しい種類が置いてあり、その範囲でバリエーションを発展させていることがよく分かります。

 

ドイツ人からすると日本人が食を大切にしていることは不思議なようで、私がベルリンでお寿司を食べ、パティスリーに行った話をした際、「日本人はいつも食べているよね」と不思議そうに言われました。私が食いしん坊だからというわけではなく(食いしん坊は事実ですが)「美味しいものを食べに行こう」という発想はツーリズムにおいて切り離せないものだと思っていました。しかし、異文化においてはそれが共通認識として成り立たないことがあると知りました。

 

今日、チェコ出身のクラスメイトが先生に「ドイツで部屋を探そうとするとキッチンがついていない部屋が多いがそれが普通なの?」と質問しました。私はもともと夫(日本人)が住んでいた家にそのまま移り住んだのでドイツで部屋を探したことがなく、それは初耳でした。先生は「それが普通だし、キッチンが備え付けてある部屋は少ないよ」と返し、キッチンがついているかどうかは

mit EBK (mit Einbaukuche)かどうかを見るとよい、と教えてくれました。

(mitは英語で言うwithと同じ意味です)

先生が「チェコでは食生活はどんな感じなの?」と彼に聞き返すと、週末は料理をするけれど、平日はハム・サラミ・チーズ・パンを食べているようでした。私から見ればドイツもチェコも同じような感じ。。

加えて、キッチンに関しては知人が何名も「備え付けの冷蔵庫がとても小さい」と嘆いているのでドイツ人の食生活がいかにシンプルかをそこからも垣間見ることができます。

ちなみに先生の旦那様はグアテマラ人なのですが、初めてドイツに来たときベルリンなどいろいろ巡って4日目に「ドイツはどう?」と聞いたら「ドイツの食事はもう十分だ」と言ったらしいです。。。

 

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それにしても、うちのキッチンはIHではあるにしろ火口が4つあるのでドイツにしては恵まれているわけです。日本で1人暮らししていた際は1口コンロだったのでかなり便利です。写真は我が家の食事(抜粋)ですが、改めてドイツの食文化と比べてみると、日本人は様々な国の料理を柔軟に取り入れてきたことを実感します。うちは完全肉食に偏ってはいますが。。

 

文字ばかりになってしまいましたが、ドイツとの文化の違いを少しでも感じてもらえたら幸いです。