ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

ドレスデンで「万引き家族」(オリジナル)を観る

万引き家族』がアカデミー賞(外国語映画)にノミネートされましたね!新年始まってすぐに語学学校の先生が『Shoplifters』(万引き家族のことです)を観たよ!と話しかけてくれ、学校のすぐ近くで公開されていることを教えてくれました。

 

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日本では外国の映画を観る際に吹き替えと字幕のどちらかを選択できますが、ドイツでは通常吹き替えしかありません。ドイツ語のヒアリングがまだまだ十分にできない私は映画館に行くのを今までずっとためらっていました。しかし、今回行った映画館は外国語の映画をオリジナル言語+ドイツ語字幕で公開している珍しい映画館でした。写真はその映画館の上映予定表のパンフレットです。

 

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Thalia

住所:Görlitzer Strasse 6, 01099 Dresden

ホームページ↓

Thalia Kino Dresden

 

カフェバーが併設されており、シアターは小さいですがきれいで雰囲気もあります。上映時間はちょっと遅めでしたが(私が観た週、『Shoplifters』は20時もしくは22時の上演でした)ノイシュタットの夜の雰囲気も味わいつつ楽しむことができました。

ちなみに金額は1人7ユーロでした。日本で観る1人分で2人分賄えます。。

金曜日20時からの上映を観たのですが、席は見たところ8割方埋まっていました。日本人は多分私たちだけでした。

 

是枝監督作品は前から好きでこの作品もずっと気になっていたので今回オリジナルで観ることができ非常に嬉しかったです。映画の内容は日本が抱えるテーマをふんだんに盛り込んであって見応えがあり、「家族」の内包している問題が後半でぽろぽろとこぼれていく様が哀しくも現代日本がよく表されていると感じました。

ドレスデンの人たちは日本人のことを全くと言っていいほど知らないので、邦画を観て日本について興味を持ってもらういい機会になるのではないかと思いました。

今後もThaliaに注目していきたいと思います。